立秋を過ぎたとはいえ、暑さはまだ和らがない。信男教育学園交慧キャンパスでは、すでに「始業モード」へと早々に切り替わっている。8月18日、教職員全員が職場に復帰し、始業前の様々な準備作業に取り組んだ。
生徒指導に特化した研修会では、交慧キャンパスの生徒指導主任である尾崎先生が、生徒指導において遭遇する問題に対処するため、「状況を再現する―原因を分析する―介入策を構築する」という三つのステップを提案した。さらに、教員が「教研共同体」という形で互いの経験を共有し、連携して生徒指導の精度と温かみを高めていくよう呼びかけた。

教員たちはグループに分かれて着席し、「事実―感情―要求」という枠組みに沿って、授業の一場面をコマ送りで再現。対話を通じて状況を詳細に再構築し、生徒指導上の難点について共同で議論を深めた。研修と議論を通じて、教員側の共通認識として、「細部に至るまで注意を払い、生徒の信頼を十分に獲得することを面談の基礎と前提とし、そうして初めて問題の核心に不断に掘り下げ、生徒の表層的・深層的な課題を着実に解決できる」という見解が示された。

研修と並行して、教員による授業の準備も同時に推進されている。来週からは、「模擬授業」を実施し、教学设计、教材の提示、質疑応答、時間配分など、授業の各環節を一つずつ磨き上げ、授業の細部を極限まで追求していく方針だ。
新たな学期の幕がすでに開け、信男教育学園は、確かな準備と結束した教員の心構えをもって、生徒の登校を静かに待ち、また一つ希望に満ちた新たな学年を迎えようとしている。