2025年度第1回日本留学試験(EJU)が終了したことを受け、信男教育学園深圳承翰校では、EJU教研チームの教員全員が実際に受験する「実戦型教研活動」を実施しました。この取り組みにより、最新の出題傾向や難易度変化を直接把握し、効果的な指導法の開発に役立てています。

同校の教研チームは試験終了後ただちに分析会議を開催。各科目の出題内容や時間配分、受験生が直面しやすい課題などを詳細に検討し、その結果を「試験場から教室へ」の完全な指導サイクルとして確立しています。これにより、学生一人ひとりのレベルに合わせたきめ細かい受験指導が可能となっています。
日本文化教育連盟の公式認定校である同校では、独自の「2+1.5進学モデル」を推進しています。このモデルでは、中国で2年間の基礎課程を修了した後、提携する日本の姉妹校に編入し、さらに1.5年間の学習を経て指定校推薦制度を活用した大学進学が可能です。
現在、同校は日本の教育機関との連携を強化しており、30校以上の高校と協力関係を構築しています。特に注目すべきは、その70%が独占提携という質の高いネットワークで、業界内でも高い評価を得ています。これまでの卒業生は東京理科大学をはじめ、立命館大学、立教大学など、日本の有名大学への合格実績を着実に積み上げています。
「私たちの目標は、単なる試験対策ではなく、日本での大学生活に必要な総合的な力を身につけさせることです」と同校関係者は語ります。実際のEJU受験体験を教育に活かすこの取り組みは、今後さらに発展させていく予定だそうです。